前回は、音名(おんめい)を覚えよう を学んでいきました。
今回は、音楽の基本、音程(おんてい)を勉強していきましょう。
DTM音楽理論講座の2回目です。
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このページの目次
ルートと半音・全音の仕組み
音程とは、音の高さ(広さ)のことをいいます。
英語では音程は、interval(インターバル)とよび、音と音の間隔のこと。
上記の意味の通り、まず覚えることは音程は音が2つあると発生するということです。
そして音程には色々な間隔がありますが、基本の音程は 全音 と 半音 です。
ピアノでもギターでも、まずはこれを理解することが大切です。
ルート(根音)とは
音程を学ぶうえで、まずはルートを覚えましょう。
ルートとは、根音(こんおん)ともいいます。
その音の基点になります。
ポイント
どの楽器でも同じように言いますが、C(ド)といったら、Cがルート。
D(レ)であれば、Dがルートになります。
そして、A(ラ)は、Aがルートです。
大本の音がルートですね。
これは簡単です。
半音とは
ここからは、鍵盤で説明します。
まずは、英語での鍵盤の位置(C,D,E,F,G,A,B)を覚えてください。
次に、シャープとフラットを覚えます。
- #(シャープ)は右となりの音
- ♭(フラット)は左となりの音です。
そして、下のポイントを覚えてください。
基本的にルートから、右となりの音が半音になります。
そして、下記を見てください。鍵盤で押したCの右の音C#が半音です。
下記の場合は、Dの右の音のD#が半音。
では、下記の場合は、
半音の練習問題
始めの問題:Eの半音は、何でしょうか
答えは、Fです。
次の子問題:F#の半音は、何でしょうか
答えは、Gですね。これも簡単です。
全音とは
全音とは、ルートから一つまたいだ隣の音になります。
足し算でいうと、半音+半音=全音ということになります。
これを鍵盤で見てみると、
下記の場合、Dの全音は、Eの音になります。
全音の練習問題
始めの全音問題:Eの全音は、何でしょうか
答えは、F#です。
次の全音問題:G#の全音は、何でしょうか
答えは、A#ですね。分かりましたか。
では、この全音を足し算、引き算で考えて見ましょう。
基本的に、音域は右へ移動します。
そのため押したルートから、
- 右に移動する際は、+(プラス) あげる
- 左へ移動する際は、ー(マイナス)さげる
と考えます。
全音と半音の総合問題
では下記問題を考えてみてください。
① F(ファ)の半音は、
答え、F♯(ファシャープ)ですね。
② G(ソ)の全音は、
答え、A(ラ)です。
③ E♭(ミフラット)の半音は、
答え、E(ミ)ですね。
④ A(ラ)の全音は、
答え、B(シ)です。
⑤ G♭(ソ♭)の全音は、
答え、A♭(ラ♭)ですね。
これが基本の音程になります。
音程と度数の関係
全音と半音以外の音程は、度数という単位で表現します。
Cをルートにして、
- Cから全音は、度数だと長2度といいます。
- CとEは、長3度
- CとFは、完全4度
- CとGは、完全5度
- CとAは、長6度
- CとBは、長7度
- Cとオクターブ上のCは、完全8度といいます。
詳しくは次の記事の、メジャースケールを学んでくださいね。
まとめ
今回説明した基本の音程は、これからスケールやコードを理解する上で、とても重要になります。
2つの違いを、しっかりと覚えて行きましょう。
【次の記事】メジャースケール(長音階)を簡単に覚えよう!
【前の記事】音名(おんめい)を覚えよう
【関連】DTM音楽理論講座